【院長ブログ】神楽坂医学スポーツセミナー(大阪)に参加してきました。

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【院長ブログ】神楽坂医学スポーツセミナー(大阪)に参加してきました。

2024.12.16

第20回神楽坂スポーツ医学セミナー
野球のスポーツ障害の勉強会である神楽坂医学スポーツセミナー(大阪)に参加してきました。
今回のテーマは投球障害肩と肘頭疲労骨折でした。肘頭疲労骨折について一部補足し、要点をまとめます。

肘頭疲労骨折

・成長期の肘頭骨端線損傷とは別疾患として考える。
・投球障害肘の中では稀。
・尺側側副靭帯(UCL)損傷や弛みを高率に合併する。
・再発リスクが高い。
・ハイレベル選手に多い。
・肘関節外反と伸展負荷の繰り返しで生じる。
・投球時の上肢内旋のタイミングがズレていると発症しやすい。
・late-cocking phaseからacceleration phase にかけての肘内側部痛が主訴となることが多い。
・主に投手や捕手の投球側に生じるが、右投げ左打ちの野手の右肘に生じることがある。

・保存療法は、局所安静、身体機能改善や投球動作指導(リハビリテーション)、体外衝撃波、LIPUS(超音波骨折治療法)、PRP。
・保存療法の無効例や早期復帰希望の場合は、手術療法。
・手術療法は、主に2本以上のヘッドレススクリューや骨釘による固定。